第7章 最初で最後のコンサート
私…。櫻井さんに抱きしめられてる。
櫻井「うん。…それでいいんだよ?
昨日までのちゃんはさ、
ただがむしゃらに、体にムチ打って
もがいてるようにしか見えなくて…。
体も弱ってたし、このままじゃちゃんも
俺たちも傷つく結果になるって。
でも、気づいたんだね…。えらいえらい。」
頭をポンポンってしてくれる優しい手。
鼓動は早くなって、でも心地いい。
二宮「…朝っぱらからイチャつくのやめてくれません?」
はっ!
二宮さんの声にビックリして、お互い体を離す。
いつからいたんだろう…。