第7章 最初で最後のコンサート
菅田「ー!おはよー!」
爽やかな笑顔で玄関前にいてくれた将暉くん。
「将暉くんおはよ!待った?」
菅田「大丈夫大丈夫!でも早めに出てきたから
のんびり行ける♪」
学校に着くと、校庭では部活動の朝練をしてる姿が見える。
「あれ?なにか…。」
将暉くんの下駄箱に手紙が入ってる。
菅田「あー。なんだろうね!笑」
その場で読まずに、すぐにカバンにしまってしまう。
「もしかして、ラブレター?」
下駄箱に手紙と言えば、思うのはラブレター。
菅田「ラブレターかな?でもさ、
好き、って、ちゃんと顔見て言われたいし
言いたいよね。こういうのは何か
違う気がする。」
上履きに履き替えながら菅田くんが言った。