第4章 ついにデビューです!
大野さんはベッドに寝転がってた。
「ピノと白くまとガリガリ君どれがいいですか?」
私の話を聞いてたのか聞いてないのか、
大野「こっちおいでー!」
と手招きをしてくる。
「え、なんですか?」
私が近づくと、腕を引っ張られた。
大野さんの腕の中にすっぽり収まる。
「ちょ、ちょっと!!」
「やっぱやわらけー。この抱き枕ほしー。」
絶対に今顔真っ赤だ!!恥ずかしい!!
大野「もしかして、照れてる?かわいい…。」
耳元で喋るから、息が耳にかかる。
「……………///」
早く離してー!!
大野「チューしていい??」
……へ?…今なんて??
私の答えを聞く前に、大野さんの顔が近づいてきた。
ちゅっ
「!?!?!?!?!?!?」
大野「ふふっ。チューしちゃった!」
「なっ!?!?!?なんですか!!」
大野「ん?チューしたかったから?」
「フ、ファーストキスがぁ!!!!!!!!」
私は大声を上げて、自分の部屋に逃げ込む。
ファーストキスを大野さんに奪われた私は、
ショックでそのまま…寝てしまった。
寝たら忘れるって、ね。