第3章 レッスン開始です!
柿ピー「えー!!曲も知らないのかよ!!
前途多難だな、こりゃ!」
柿ピーこと、ダンスの柿本先生にそんなことを
言われてしまった。
でも、やるしかないんです!!
「先生、頑張ります!よろしくお願いします!!」
柿ピー「ま、俺が本気出しゃあ簡単なもんよ!!」
レッスン室には、私と柿ピー先生だけ。
他の皆さんは、雑誌の撮影と、イベントの発表会。
私のことはまだ内緒みたい。
柿ピー「ワン、ツー、スリーand フォー!!」
柿ピー「違う!おら、もう一回!!」
「はいっ!!」
柿ピー先生の声にビクビクしながら始めたレッスンだけど
積極的に質問をして、なんとか形になってきた。
柿ピー「これ踊りながら歌も歌うんだから、
あいつら大したもんだよ。
デビューしてからなかなかポンと出なくて、
あいつらも苦労したからな…。
最近ファンが一気に増えて、冠番組だって
いくつもある。それはあいつらの飾らない人柄と、
全力な仕事への思いからだよ!
…ほら!水飲んだらまたやるぞ!!」
「はい!!」
そうして、休憩を挟みながらのダンスレッスンは
4時間後終わった。