第15章 松潤バースデー企画②
そして、ケーキが運ばれてきて食べたあと、
みんなで作ったアルバムを渡して、
なんと和くんが歌詞を、藪くんが作曲してくれた
オリジナルバースデーソングを歌った。
…潤くんが目頭を熱くしてたのは内緒ね。
そして片付けをしてそれぞれ部屋に戻った。
「和くん!」
和くんの後ろ姿をみて、呼び止めてしまった。
二宮「ん?」
なんとか無視されないでこっちに来てくれた。
緊張する。
「あのね、翔くんとランニングしたって言った日、
ほんとは私1人で勝手にホテルを出たの。
寝付けなくて。
砂浜でボーッとしてたらランニング中の翔くんが来て、
危ないからホテルに戻ろうって…。
翔くんなりに私のこと、かばってくれたみたい。
だから、翔くんのこと責めないで…。」
わかって…くれるかな?
二宮「…あーあ。どうしてそういう時に、
私はいないんでしょうね。
いっつもが辛い時にそばにいれない気がして。
なんとなくわかってはいたんです。
でも、正直に言ってくれないのとか、
翔くんがかばってるのとか見てたら
嫌でね。
嫉妬ですよ。ただの。」