第13章 誰が好きなの?
「うわ。すごーい!これって和くん?」
大野「うん。あんまり人の絵は描かないんだけど
6人を描きたいなーって思ってね。
それより…」
絵の具で汚れた手で、鼻をつまんできた。
大野「帰ってくるの遅すぎ〜!!」
「ごべんなさい!」
そう言いながらも、ふっと柔らかい笑顔に変わって、
大野「楽しめたならよかった。最近元気なかったから。」
この笑顔にほんとに弱いなー、私。
ぐーぎゅるぎゅる…
大野「ご飯我慢してきたんだね。下に行こっか。」
「…うん。笑」
二人で下に降りていくと、
まーくんと和くんに笑われた。
なぜかって?
鼻に絵の具がついてたから!
大ちゃんの細やかな逆襲でした。