第13章 誰が好きなの?
二宮「喧嘩するなら外でやって下さいよ。」
和くん、部屋にいたんだ。
松本「ニノも気になるだろ?
コイツが誰のこと好きなのかって。」
二宮「気になりません。
だって誰のこと好きなのかわかってますから。」
へ?
松本「誰だよ!」
二宮「翔ちゃんですよ。
この人、翔ちゃんには何でも話せるみたいですし。」
なんで。なんでそうなるの?
松本「マジかよ…。」
「翔くんのことは好きだけど、でも!
仲間としてとか、家族的な?感じだよ。
それに、さっきから言ってるけど
私は好きな人いないから!」
私の話なのに私のこと無視して!
松本「ほんとなんだな?」
「うん…。」
そう言うと、腕を離して部屋を出て行った潤くん。
すると突然和くんが話し始めた。
二宮「……私はちゃんと言いますよ。
あのね、が好き。
それだけ。おやすみ。」
そしてふっと微笑んで
和くんも出て行ってしまった。
面と向かって言われて、私はその場に立ち尽くした。
なんで和くんは私に思いを伝えたの?
私はなんて答えればいい?
その答えはまだわからなかった。