第7章 最初で最後のコンサート

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梅田典子「話って、なに…？」



放課後、高倉くんに教室に呼び出された私。




高倉泰人「あの、さ。明日の夏祭り、

誰かと約束してる？」




愛美(橘 愛美)と約束してるけど…。



梅田典子「あ、愛美と…。」



高倉泰人「そっ、かっ。約束してるよな！」



でも…。



梅田典子「高倉くんと一緒に行きたいなって

思ってたんだけど、なかなか声かけるタイミングが

なくて。」



言ってしまった！




高倉泰人「え、じゃあ、一緒に回ってくれる？」





梅田典子「うん！」



ずっと思い描いてたことが、ようやく形になった。





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監督「カーット！夕日もいい感じで入ったし、オッケー！

次は夏祭りのシーンだから、移動するから！」



監督の指示で、浴衣に着替えてロケバス車に乗り込む。


隣には将暉くん。



菅田「浴衣、めっちゃ似合ってる。可愛い。」




こんな風に言う人だったっけ？






「ありがと！将暉くんも似合ってるよ！」




もう私たち、親友かな？