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ゲロッパっ!

第7章 最初で最後のコンサート





梅田典子「す、好きな、ひと?」



高倉泰人「おう。」




梅田典子「いた…よ。高倉くんは?」




高倉泰人「俺も。好きなやついた。

てかね、今も片想い中。笑」





知らなかった。高倉くん、好きなひといたんだ。



梅田典子「どんな子なの?」




高倉泰人「合唱部だった子。」




その時、電車が大きく揺れる。


咄嗟に高倉くんに掴まってしまう。




梅田典子「ご、ごめんなさい!」



離れようとすると、それを高倉くんが止める。



高倉泰人「このままで、大丈夫。」





恥ずかしくなって下を向いたまま、時間が過ぎる。


そして最寄駅に着くと、自然と2人で降りる。




高倉泰人「俺の好きなひと、わかったら教えて。」



梅田典子「うん。私の好きなひとは、

サッカー部だったよ。…じゃ。また明日!」


それだけ言って、私は走りだす。





***************


監督「カーット!いいねー!青春感出てた!」



菅田「いい感じじゃん!すごいよ!」



「将暉くんのお陰だよ!

うー、急に眠気が…。




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