第41章 『ラブレター』 ~2021.1.27~
リーダーへ
まずは会見お疲れ様!
正直さ始まる前、震えてたよね?
大丈夫かな?
って、ホントに心配してたんだ
でも、5分前翔くんが力強く
『さあ、キックオフだ』
って言った時
リーダーが何度も深く頷いたのを見て
きっと大丈夫だ
ってそう思ったんだ
初めてあなたの口から
『嵐を止めたい』って聞いたとき
会見では驚かなかったと言ったけど
本当は『やっぱりな』
ってそう思ったんだ
コンサ―トの構成の段階で
時々俺とリーダーはぶつかってたよね
それは意見が合わなくて
っていうんじゃなくて
正直『ヤル気あんの、この人?』
ってムッとしたよ
(ごめん!でもこれ、本音だから)
でもいっぱいいっぱいだったんだよね
投げやりなんじゃなくて
どうでもいいんじゃなくて
『嵐』としてスポットライトを浴びることに
国民的、なんて言われるグループの
リーダーという立場に
恐怖を感じていたのかな?
キッカケは、何となく心当たりあるけど
でもそれはもう言わない
今こうして嵐を休止すると言う事になったけど
俺は少しだけホッとしているのかもしれない
あなたがホントにに壊れてしまう前でよかった
っていうのと
もう一つは
落ちて行く嵐を見たくない
ということ
登りつめたら後は下るしかない
5人でそれは覚悟しているつもりでいても
実際にそうなったときに
全く気にせず自分たちらしく進む
実際そうだったんだろうけど
心の片隅で
それを面白おかしく取り上げられるのは
やっぱり辛いな、と
だからって逃げたつもりもないし
リーダーが休むことに便乗して
回避できたとも思ってないけど
そんな気持ちも少しあるから
気にしないでイイって
そう言っておきたかっただけです
これから歩く人生のどこかで
また集まって同じ夢を見れたら
こんなに素敵なことはない
それはそう思いうけど
今はただ
2年後の先のあなたが
心から笑えてることを祈っています
休んでも
どうしても帰れないって思ったら
その時また話しあおう
だって俺たち仲間じゃん
大切な嵐は
これからも俺にとって
一番大事な宝物です
15周年のハワイで
ふたりで泣きながら嵐のことを話した気持ちに
嘘はないし
今も気持ちは変わらないから
あと2年
一緒に並んで同じ景色を見て行こう
2019.1.28 松本潤