第40章 『ただいちどたけ』〜 相葉×二宮〜
「痛かったら言ってね?」
雅紀は、俺の反応だけをみながら、
ゆっくりと指を進め、優しく解してくれる。
そんな風にされたことないから…
それだけで涙が溢れてしまう…
そんなに優しくしないでよ…
頬を伝う涙に気付いた雅紀が、
「痛いの?じゃあ、止めよ…」
慌てて指を抜こうとするから、
慌てて締め付けた。
今度はちゃんと俺の意思で……
「痛くなんかない…から…もっと、奥に…」
「…うん、分かった…」
雅紀は、頬の涙を唇で拭ってくれ、
その後、唇を重ねて来た。
指が、今度は2本になって中に入り込んできた…
その先が、偶然に捉えた、俺の中の……
「んあっ///」
小さく跳ねる身体と漏れてしまった甘い声に、
雅紀が気付かない訳なくて。
「ニノ…ココが、イイの~?」
「えっ?い、いや…別に……あぁっ」
もう一度…
今度はわざと狙って『ソコ』を擦られて、
俺の腰は跳ねた。
嬉しそうに、雅紀は見つけた場所を何度も指先で刺激するから…
俺のは、またムクムクと形を変える。
「ねえ~、雅紀…もう、やめて…」
「何で?だって、気持ちイイから、こんなに…」
そんなにされたらさ///
俺は雅紀の手に、自分の手を重ねて静止した。
んんっ??
って顔する雅紀に、
「また、出ちゃう…から…もう…
雅紀と、一緒に、イキ…たいし…」
顔から火が出ながら、やっと伝えると、
雅紀はぱあっと顔を輝かせた。
「ニノ!…あの…」
「うん…イレて、いい、から…」
「うん…えっと…」
「いいんだ…そのまま…イレて…」
「でもさ…」
「だって、オバケでしょ?…ホントに出るのかよ?」
「…う~ん…どうだろ?」
……こんなオバケの話、
きっと誰も信じないよな…(^^;
まあ、誰にも話す気なんかないけどね。
雅紀は、指を抜かれて、
もの欲しそうなソコに、自分のデカいのを宛がった。