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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】


【翔】

……なんだよ、全く///(;´∀`)
そのだらしなく緩みきった顔は…

最後、松潤にを突っ込まれたまま、
大野さんはついに意識を無くした。

いくら、待っていた瞬間とはいえ、
38歳には無理があるでしょうに…

しかもさ、初めてよ~?


そっと側に行って、汗で額に張り付いた髪を撫でてやった。

「大丈夫かな~?」

松潤が心配そうな声を出した。

「イッて意識飛ばすって…全く…」

ニノがため息交じりに言った。

「でも、凄い幸せそうな顔してない~?」

相葉くんの言葉に、俺たちはみんな大野さんの顔を見つめた。


ホントに………
満足しましたって、顔に書いてあるよ(^^)


この人の気持ちに気付いてから、
俺はずっと考えていた。

智くんの願いを叶えてあげるには……


計画も実行も簡単だった。
何故ならば、あいつ等も、智くんのことを、憎からず思っていることが分かったから…

憎からずどころか、
智くんの好き好きビームをかわすのに、
寧ろ必死だった。

無駄に色気振りまいてるあの人から……



全ては予定通り。

智くんを中心に、俺たちは心だけじゃなくて、身体も繋がることが出来た。

もうこれで、
俺たち嵐は揺らぐとこはないだろう。



さて…………と。

俺はニノの肩を抱いて振り向いた瞬間、口付けた。

「んんっ…」

甘くくぐもった声に、相葉くんと松潤も振り返り、近寄ってくる。



『細工は流流 仕上げを御覧じろ』




何も知らず、
幸せそうに眠る智くんの隣で、

俺たちの宴、第二章が幕を開けた。


パーフェクト。
面白いように上手くいった。




『ホシイモノハ カナラズ テニイレル』


智くん、
Happy Birthday♪♪




【 END 】




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