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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】


【翔】

こんなことになるなんて、
想定してなかったはずなのに……

少なくとも4人に…なんて、
普通は考えないだろうけど。

何の抵抗もなく、すんなり受け入れた智くんは、もう自分からこの状況を楽しむ気満々で……

わざと、少し乱暴なくらいに
咥内を蹂躙すると、

彼からは、20年以上一緒にいて初めて聞く、
鼻に掛かった甘い声が漏れる。



……ずっと、ずっと、こうしたかった。


こんな風にしたら、
智くんは、どんな声で鳴くんだろう?
って…

あの透明な伸びのある声で、
愛の言葉を囁くのかな?


「…んっ…しょおくぅん…好きだよ…」
「智くん…可愛いよ…」
「…嬉しい…」

トロンと潤んだ目の奥に、
その先の快楽を求める炎が揺れる…

「ねえ、俺は?俺のこと好き?」
「相葉ちゃん…好きだよ…」

「俺たちのことも忘れないでよ?」

「んふふ…松潤も、ニノも…みんなが大好き♡」

ふにゃんと笑ったその顔に、
思わず……勿論俺を含め、他の4人の鼻の下も伸び放題……(-。-;)


もうすっかり、このおじさんに、
骨抜きにされてるよ…


「あ、ねえ…ニノ…そんな奥…」
「どう?気持ちイイとこに当たったら教えてよ?」
「…ん…」


「指、届きそう?」
「うん…どこかな?…触ってて、わかんの~?」
「知らないよ…俺も初めてだもん」

下の二人が、満開の花弁の中を覗き込んで、
何やら相談しているのが、
何だか可愛くて…

抱き締めたくなる…(*^-^*)

「あっ!…」

今まで大人しかった智くんの身体が、
不意に小さく跳ねた。

「ここ?」
「どう?」

「…うん…なんか、電気が走った感じがし…ああぁ///」

ニノが反応のあった場所を擦ったらしく、
智くんはまたピクンと跳ねた。


見つけたんだなぁ〜…
智くんの『イイトコロ♥️』


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