第37章 『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活④~櫻井×二宮~
本とはこんなとこで
こんなことしてないで、
さっさと帰ればいいんだろうけど。
普段はあり得ないでしょ?
外で、翔にこんな風に触れることって…
いつもにはないドキドキ感がある。
「かず…こっち向いて…」
あ…キス…してくれるのかな…?
「でも…誰か来たら…」
な~んて(≧▽≦)
そんなこと思ってないくせに…
ホントは今すぐにでも、自分からしたいくせに…
焦らしてるつもりでもないんだけど。
「そっか。なら、ダメかな?」
えーーーっ!?
嘘でしょ??
そんなに簡単に引き下がるかな~?普通!
俺は、慌てて、少し身体を離した翔のシャツの端を掴んで引き留めた。
だって、キス、したいもん!!
そっと彼の顔を伺うと、
翔は俺を見て、ニンマリ笑っていた。
(;一_一)………
やられた!!
揶揄われたんだ、俺…
「翔、酷いよ!!」
怒って立ち上がろうとした俺は、
腕を強く引っ張られて、翔の腕の中に逆戻り。
それでも、純粋な俺の気持ちを踏みにじられたんだ。
俺は顔をプイッと横を向いた。
「ごめんね(^^;かずがあんまり可愛いから、
つい意地悪したくなっちゃったんだよ~」
「嫌い!!翔なんか…」
「俺は好きだよ」
「……」
「かずの全部が好き!頭の先から、脚の先…
あっ!やらしいココも、大好き💛」
そう言いながら、ズボンの上から、
そっと俺の中心に触った。
「しょおーっ!!もう!!バカ!!!
やらしい!スケベ!エッチ!」
翔は、暴れる俺をぎゅっと強く胸の中に抱き留めた。
「スケベだよ~?いつもいつも、
かずとイチャイチャしたいって思ってるし、
かずにエッチなことしたいって思てるし、
かずのこと考えると、
直ぐ勃っちゃうし~( ◠‿◠ ) 」
すぐ側で翔の顔を見た。
どんな顔して、そんなこと言ってるのかな?
って思って。