第35章 『SHO-WHITE〜森の奥で〜』~?×??~
?「止めろ!嫌がってるだろ~?」
翔「君は誰?」
?「おいらか?おいらは智ってんだ!」
翔「智?」
横「何でこんなとこにおんねん?」
智「お姫様の、やだ~!!っていう声が聞こえたから、助けに来たんだよ!このスケベ野郎が!」
突然現れた智と名乗る男は、とても横より強そうにも見えなかったけど、
なんだか偉そうに、かなりのドヤ顔で二人の前に仁王立ちしていた。
翔は、智の後ろに隠れ、呆然とする横にあっかんべ~をして見せた。
横「ちょっ!俺知らんからな~?そいつんとこ行くなら行けばいいやん!」
翔「ばいば~い!!」
こうして、翔は智に助けられ、智の家に行くことになった。
智「あんまし綺麗じゃないけど…」
翔「全然大丈夫♪僕の部屋も綺麗じゃないもん!」
智「そっか…じゃあ、平気だな…もうすぐ着くよ」
翔は、智と手を繋いで、深い深い森の奥深くへと入っていきました。
翔「ねえ~、まだ~?僕、お腹空いちゃったよ…」
智「もう直ぐだよ、きっと雅紀が、夕ご飯作ってくれてるはずだから…」
智「ただいま~…ねえねえ、可愛いお客さん、連れてきちゃった~」
雅紀「おかえり、大ちゃん♪…っていうか、その子、誰?」
翔「こんばんは!初めまして♪それより、なんか、凄いいい匂いするぅ~」
雅紀「誰?」
智「さあ?森の奥で襲われそうになってたから、助けてやったら、付いてきた…」
ニノ「また変なもん拾ってきて~…何でお前は直ぐ拾いものを…」
翔「改めて初めまして!僕は翔!ごめんなさいね、急に来ちゃって…」
ニノ「……いや、い、いいんだ…全然気にしてないし…ほら、食え食え!」
雅紀「よし、君も食べよう!今夜はハヤシライスだよ!」
なんだか分からないけど、3人は翔の魅力にすっかりメロメロになりました。