第5章 『智とかず』 ~櫻井×相葉~
ベッドで愛し合い、
まったりとイチャイチャし、
やっとシャワーを浴びようと、
二人で手を繋いで寝室から出ると、
リビングでは、智とかずが
寄り添って眠っていた。
なんだか、2匹とも、
満たされた幸せそうな顔してさ…
俺たちに気付くと、
智は少しだけ顔を上げ、
俺に向かってウインクした…
…まさかな…したように見えた…
のかもしれないけど。
……でもマジで。
こいつらには、感謝しなきゃ…だな…
今度、好物のビスケットに
ジャーキーも付けてやろう!
感謝の気持ちを込めて、
「智…ありがとね…」
そう言って頭を撫でると、
智は煩そうに、反対側を向いてしまった。
俺と翔さんは、
それからも仲良く、お互いの家を行き来し、
まあ、そういうことも、時々あり…の…
…いや、会う度、あり…の…
幸せな日々を送っている。
言い忘れたけど、
あの運命の雨の日から数えて2か月と少しした頃、
かずは3匹の可愛い子犬を産んだ。
父親になった智は、
うっとりと、幸せそうに目を細めて、
奥さんのかずと、
子どもたちのこと見ていた。
【 おしまい 】