第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~
【翔】
智くんの手を握って、肩を抱えるようにして自分たちの部屋に戻ってきた。
......静寂が、俺達を包んで...
ドキドキが大きくなる...
「智くん、触ってみて、俺の心臓...」
ベッドの脇に立って、握ってた智くんの手を、俺の胸に押し当てた。
「...ホントだ...俺も...」
智くんが反対の手を、自分の胸に持って行った。
...思わず笑いが零れた。
智くんの笑顔と可愛い笑い声に、一気に部屋の空気が和んでいく...
きっと、大丈夫。
やり方も分かった。
道具もとっくに揃えている。
↑下心あり捲りだったしな~!By:作者
↑う、うるさい///By:翔
「智くん...好きだよ❤」
そう囁いて顔を近付けると、智くんは潤んだ瞳を揺らせながら俺を見つめて、その瞼をそっと降ろした。
...智くんの唇って、こんなにふっくらしていて可愛かったんだよな~..
よく考えたら、至近距離でゆっくり観察したことかなかったかも..
「あっ...」
「もう~、何でなんにもしないの?待ってる俺、なんかアホみたいじゃん!」
「ごめんごめん...」
怒ってすぼめた唇が、また堪んない(≧▽≦)
「智くんの唇が、あんまり可愛いから見惚れてたんだよね~♪」
素直にそういうと、智くんは耳まで真っ赤になった。
「もう~///そういうこと言うなよ...翔くんってさ..」
煩い口は、塞いでやった。
「んんっ///」
智くんの薄い背中を抱き寄せながら、弾みで開いた唇を舌先で抉じ開けた。
始めはいつも逃げている彼の舌先は、直ぐに俺のに絡みついてきた。
密着したせいで、必然的に俺の脚に当たる硬くなった茎を、スエットの上から、握ってやった。