第30章 『炭酸みたいな恋をしよう! scene2』~櫻井×大野~
【翔】
......ふたり一緒にイッた。
射精の後の余韻が二人を包む...
身体が小刻みにピクピクと小さく震えた。
....嬉しくて...幸せで...
智くんの薄い身体を、強く、きつく抱き締めた。
智くんのことが好きだ。
付き合い始めた頃よりも...
昨日よりも...
1秒前よりも、今...
智くんが好きだ。
「...翔くん...大好き...」
俺が言おうとしてたこと、智くんが先に言った...
なんかさ。
こんなところまで、俺達ってぴったりだね...
「智くん...俺の方が多分好きだよ~」
そう言いながら、彼の柔らかい髪を梳くと、
急にパッと離れて俺を睨んだ智くん。
「えっ??...」
「俺の方が好きに決まってるでしょ!!何言ってんの~??」
......なんで、そんな膨れてるんだよ...
「もう~~///智くん!可愛い❤❤」
俺はもう1度彼の身体を引き寄せて抱きすくめた。
午後の日差しが優しく差し込む智くんの部屋。
俺達は、満たされた気持ちで、暫くの間、ずっと裸で抱き合っていた...
それから、一応二人で勉強もした。
↑当たり前です!そっちメインなんだから///
「ねえ~、そう言えばさ、ニノ達って、もうシてるんだよね~?」
「ブゥー///」
俺は、飲んでいたコーラを吹き出した。
↑どこかで見たな、この光景...
今日、今さっき。
いかがわしい事に使うやつ、買い足してたとは言えず...俺は曖昧に笑った。
「今度さ...ニノと潤くんに、聞いてみる~?」
「聞くって??」
「だから~...ヤリ方?...とか」
「ヤ、ヤリ方って...///」
そんなさ、後輩の二人に、一応先輩だし、俺ら...
戸惑う俺とは裏腹に、智くんはいいこと思いついたみたいな嬉しそうな顔で笑った。