第29章 Happiness~櫻井×二宮~
......そんな可愛い顔して...
現れ出た『カズ』は、もう上を向いて先を濡らしていた。
「...かず、おっきいんだね...」
そう言う俺をまたベッドに沈め、かずは俺の脚に跨ってきた。
「もう、さっきからずっと、翔さんが欲しくて、堪らなかったんです...」
「かず...」
「抱いてくれますよね...?」
そう言って、かずは俺の唇に、そっと自分のを重ねた。
触れただけで直ぐに離れてしまったそれを、淋しいと感じる俺は、もう普通じゃないんだ…きっと。
そう言えば、キス...してなかった...
「俺は、どうしたらいいの?」
するとかずは、さっきのとは別のボトルを渡し、俺に跨る自分の後ろに、俺の手を誘導した。
「それで、ここ...入るように、解してください...」
...解す...?
戸惑う俺の手を引いて、自分はベッドに腰を下ろし、躊躇うことなく両足を広げた。
......男の象徴ともいうべき、大きな茎のその奥...
ソレは、静かに息づいていた...
これは、紛れもなく、出すべき場所だ。
なのに、ちっとも嫌だと思わないのが不思議で仕方ない...
寧ろ、なんだか...愛しくさえある。
俺は言われたとおりに、かずに渡されたとろりとした液体を指に垂らし、そっとそこに触れた。
「あ...翔さん、もっと触って。周りを柔らかく...あんっ///そう...上手です..」
その周りを広げるようにくるくると撫でると、
かずから甘い吐息が漏れ、ソコもひくひくしてきた。
「中も..あぁ...お願い..」
撫でていた中指を中に差し込んだ。
狭いけど、思っていたよりずっと、抵抗なく俺の指を咥え込んだ。
入れた指を動かしてみる。
俺んのを入れるためなら、もう少し広がってた方が...
内壁を押しながら広げていった。