第27章 『番狂わせ狂詩曲』~大野×櫻井~
俺は自分の腹の上に...
智くんは俺の中の、『うすうす0.01cm』に...
ホントに、一緒...だった...
こんなに一緒に『イケる』って、なかなか、ない。
中に入ったままで、智くんが俺を強く抱き締めてくれた。
......ヤバい...何だか俺、泣きそうだ...
首筋から、智くん特有の甘い匂いに、汗の匂いが合わさって...なんだか懐かしい様な、不思議な気持ちになる。
幼馴染だから?
ずっと探していたものに、やっと出会えたような...
そんな感覚...
「翔くん...俺さ、今までの中で、一番気持ちよかった」
「...今まで、とかいうなよ...」
「翔くんは~?」
「...内緒...」
言いたくない...一番幸せ、感じたなんて...
「身体、平気~?」
「あ...うん...どうだろ~?」
智くんはゴムが抜けないように抑えながら、俺からゆっくりと出た。
それがすごく寂しく感じてる自分は、やっぱりどうかしてるんだと思う...
「おおぉ~、すげえ。大量に出た!これ記念に取っとこうかな~?翔くんとの初めてのきね..」
「ば、バカ!止めろよ!捨てろって、そんなの..」
「そんなのとか言うなよ~(*´з`)」
俺は彼の手から、ゴムを取り上げ、口をきつく縛ってティッシュに包んみ、ごみ箱に捨てた。
...確かに、たっぷり出てた...
↑ちゃんと確認したんかよ///
「翔く~ん!!」
智くんがまた急に抱きついてきたから、俺はバランスを崩して、再びベッドに倒された。
俺の上からキラキラした目で、俺のこと覗き込んで、
「俺達さ、ばっちりだよね~?相性❤」
「相性~?」
「か・ら・だ・の❤」
「かっ///」
智くんの言葉に、初めてを捧げた少女の様に真っ赤になる自分が、もうヤダッ///(≧▽≦)
...まあ、実際初めて、捧げはしたけど...