第27章 『番狂わせ狂詩曲』~大野×櫻井~
この頃、仕事が忙しくて、毎日残業だった。
クタクタになって帰って来る部屋で、ベッドに沈んで眠るだけの毎日...
「翔~!母さんたち、おじさんたちと大江戸温泉行って来るから~...お前は、行かないでしょ~?」
行く訳ないじゃん///
何を好き好んでそんな人の多いところで風呂に入らなきゃいけなんだよ?
気が知れるぜ///
「いってらっしゃ~い!」
階段の下に声を掛けると、バタバタと出掛けて行く音がした。
妹は強化合宿という名の遊びの旅行。
全く気楽なもんだよ...
まあ、今のうちだけどな~(-ω-)
弟はラグビー部の合宿で長野に行ってる。
まあ、今日は帰ってこないだろう。
ということは...
今家には俺一人...
.........
この頃さ、すっかりご無沙汰なんだよね~...
疲れ何とか、っていうの~?
そんな気力もないくせに、ちょっとしたことで勃ちそうになって困る。
昨日も帰りの電車で、前に座ってた女の人が寝てて...俺の位置から、ミニスカートの中がチラチラ見える訳で。
頼んでもいないのに、パープルの三角がさ...
「あっ///」
当然、俺のは持ち主の許可なくして、勝手に反応しやがる...
バカッ///お前、犯罪者にでもなる気かよ?
俺は仕方なく脚の上に鞄を置いて目を閉じる。
んで、押し寄せる煩悩と戦うんだけど...あ~いうのはさ、見せる方には罪はない訳??
で。
俺は今日一人だ。
よし!!もう、あんなの見せられても、平気で居られるように...
俺は机の引き出しの奥から、お気に入りのDVDを取り出して、デッキに入れた。
今日は誰もいないから、ヘッドホンしなくて、いいか♪
画面いっぱいに映し出された、お世話になってるお姉さんの顔...
勿論、内容はさっさと佳境に入る。