第24章 『恋人たちの棲み家』〜相葉×櫻井〜
「...まさき...お願い...もう...無理..」
すると、雅紀は、
「初めてだもんね...あんまり苛めちゃいけないよね..」
雅紀は目を細めて笑うと俺の後ろから指を抜いた。
「ぁああっ...」
口では否定しながらも、ソコは、口をすぼめて指か出ていったことを惜しむような...
こんな感じは、生まれて初めてだった。
自分が変わってしまうのが何だか怖くて、俺は雅紀にしがみついた。
「...ゆっくりするからね...大丈夫だよ...」
優しく囁いて、雅紀は立ち上がってクローゼットから小さな袋を出してきた。
そしてベッドに座り、
俺に少し背中を向けて袋を破いた。
...俺は雅紀の後ろから、その手元を除き込んだ。
雅紀は硬く上向いた自分のに、器用にそれを装着していた。
興味深げにその様子を見ていた俺に、
「使ったこと、ないの?」
と、聞いてきた。
「うん、ない...」
......あの人はいつもそれを要求しなかったし、避妊具の存在も、使用すべきなんだということも知らなかったから。
「...翔、初めてじゃないでしょ?」
顔を覗き込んできた雅紀に、
一瞬言葉に詰まったけど、
「...されるのは、初めてだし...」
とちょっと膨れた。
だってほんとにそうだから...
雅紀は、
「翔!!可愛い...大切にするからね...」
そう言って俺をゆっくりベッドに寝かせた。
「脚、広げて...」
と言われ、すごく恥ずかしかったけど、
やっと雅紀と一つになれるんだから...
俺は顔を反らせて、ゆっくりと脚を広げた。
「翔...ほんとに、可愛いよ...愛してる...」
俺の両脚を抱えて、雅紀が俺の中に入ってきた。