第23章 『逃げなきゃ!』 ~櫻井×二宮~
後で聞いたけど、
女子が告白して欲しい場所の上位に、
観覧車の中...っていうのがあったんだって。
だから、その場所を選んだっていうんだけど...
観覧車ってさ...翔さん、高いとこ苦手じゃん。
それに、俺女子じゃないし...(-ω-)/
でも、
そんなの調べて、それを実践しようと思う翔さんが、何だか可愛い...
そんなのに慣れてて、もっとスマートに決めそうな彼が、『告白の場所』を調べて、おじさんに2週目を懇願する、っていう落ちまで付けて...
見た目とやることのギャップに、マジで萌える...
「笑うなよ~!」
「だって...俺、振られるのが嫌で、翔さんから逃げてたのにな...って思うとさ...」
「こんなに俺がラブラブ光線送ってんのに、
普通気付くよな~...鈍いな~、ニノって...」
口を尖らせる翔さん...
ラブラブ光線ってなんだよ...
でも、可愛いから、大好き❤
観覧車の後、ふたりでモスバーガー食べた。
そして、陽が、西の空に傾き始めている高層マンション...
翔さんの部屋に来た...
抱き合う俺たちは、一糸纏わぬ生まれたままの姿で...シーツの海を泳ぐ...
「...翔さん..」
「ニノ...綺麗だよ...可愛い...大好き...」
もう...
小出しにしてよ(^^;
初めて、大好きな翔さんに抱かれた。
俺、彼のものになったんだ。
優しく...
大切に、壊れ物みたいに抱き締めて、
俺の中に入ってきた翔さん...
正直、痛くて死ぬかと思ったけど、
でも、ジンジンするその痛みが、
幸せだった。
彼の腕に抱かれ...
うっとりと目を閉じていると、
俺の乳首をそっと撫でる手が...
じっと彼の顔を見つめると、
「ニノ...もう一回...ダメ?」
って...
......もう///
その顔、反則だよ!!