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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第21章 『ぽけっとの中の秘密』~大野×二宮~


【二宮side】

『大切な話があるから、すぐに俺ん家来て』
グループLINEにメッセを送った。

その1時間後。
リビングにはメンバーが集まった。

「リーダーまだかな~?」

そう言ってドアの方を見る相葉さんに、思いきって俺は言った。

「実はもう、居るんだ、ここに..」

「「「えっ???」」」

3人は一斉に俺を見た。





「智...出て来て...」

ゴクリッ...固唾をのんで俺を見てる3人の前に、智はぴょんと飛び出した。

「「「え―――――――っ/////」」」


そう...
俺のぽけっとから飛び降りた智は、身長10㎝程。全裸に青いリボンだけ巻き付けていた。

「ど、ど、ど...」言葉が出ない相葉さん。
「何が起きたの~?」目を見張る松潤。
「これ、本物なの?」そう言って翔ちゃんは指先で智を突っついた。

「止めろよ!」
10㎝のちっこい智は転びそうになって何とか踏みとどまった。



実は夕べ、ベッドで愛し合ってるとき、2回戦に突入しよっかな〜...って時に智が、

「あっ、そうだ!いいもんあったんだ♪」

そう言って出して来たのは、小さな茶色の小瓶。上島さんに貰ったんだって...インド土産の、所謂、巷で云うところの媚薬。

「そんなの飲んで、大丈夫なの~?」

「すげ~らしいよ...絶倫になるらしい!!」

「そんなの使わなくたって、あなた、まあまあ絶倫よ~?」

「いや!まだまだだ!よ~し、今夜は寝かせないぞ!」

そう言って、一気にその小瓶の中身を飲み干した5分後.....智はこんなことになった。


確かに、もうパニックで夜は寝るどころじゃなくなったけど...


朝になっても智は戻らないし。
困り果てて、メンバーを呼んだって訳。



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