第20章 『美味しく召し上がれ』〜二宮×櫻井〜
翌朝。
何とも言えないいい匂いに、目が覚めた。
カーテンを通して、眩しい朝の光が部屋に入ってきている...
なんて、気持ちのイイ朝なん..
!!!!!!あ―――――――!!!
俺は慌てて跳び起きて時計を見た。
針は7時を指していた。
あ~、良かったぁ///
驚いた!!寝過ごしたかと思った~(;O;)
「おはよ、ニノ...着替えてくれば??」
あっ......
狭いキッチンから、俺に声を掛ける天使...
一気に蘇る夕べの記憶...
見方を変えれば、犯罪じゃねぁ~かっていうの俺の夕べの鬼畜行為が...(-.-)
「あの...翔くん...夕べは...その...」
「...夕べ?あぁ、俺先寝ちゃって、ごめんね~お詫びに朝飯作ったから、一緒に食べよ❤
だから、着替え、しておいでよ(^^)」
...そう着替え...
ふと見ると、朝の陽ざしの中...全裸の俺...
んで。
夕べあんなに活躍しといて、また、朝だからって...
朝の装いの『にのちゃん』...
いやぁ~ん//////(≧▽≦)
俺は大慌てで風呂場に逃げ込んだ。
もう///俺のバカ!!恥知らず!!
「ニノォ~...早くおいでよ♪」
「今、行く~!」
翔くんが用意してくれたのは、トーストと納豆とコンソメスープと味付け海苔....
「何にもないから、こんな感じになっちゃった~...ごめんね~」
いやいや、ごめんって、俺が買ってないからいけないんだから...
「ぜんぜん~!!俺、トーストに納豆乗せる派なんだよ...」
↑そんなことしたこと、ないくせに...
すると翔くんはにっこり笑って、
「今日の帰りに食べるもの買ってくるよ...」
って...そう言った。