第18章 『HB & MC !!』~相葉×松本~
「あの、どうして、その...わかったの?」
「分かったって何が〜?」
....えっと、つまり...
「いや、ほら、俺が..じゅ、じゅ..じゅ..」
潤って呼べない俺を、松潤は大笑いした。
...._(..)_地味に傷ついた、僕...
「そんなの、みんな分かってたよ!
まあ、俺が最後たったけどね...必死に隠そうとしてる雅紀のとこ、あの3人、いつも影で笑ってたよ♪」
.......( ;∀;)
もう、やだ....何だよみんな...
人が悪いよ...言ってよ...(-""-;)
もう、頭の中がパンク状態で、
着いてけない俺は、小さなため息をついた。
「折角だからさ、ケーキ食べる?」
そうだね、ケーキね...
後、マネージャーが同情でくれたおでんもあるし、ワインも買ったんだ。
「そうだね、...ご飯まだでしょ?」
「何か、材料ある?一緒に作ろうぜ..」
「うん...」
それから俺たちは、キッチンに並んでパスタとサラダを作った。
それだけでもう、夢のような時間だよ...
少しだけふたりの間に漂う甘い空気は、
この後の恋人達の時間を匂わせるようで、
ドキドキした。
「雅紀、お誕生日おめでとう!」
「ありがとう♪1日早いけどね...」
「俺が1番だろ〜?」
ふたりで向かい合って松潤特製のパスタを頬張り、ケーキの上の揺らめく蝋燭を吹き消し、
ワイングラスを合わせて見つめ合う....
こんな幸せなことが、待っていたなんて、
昨日の俺は知る由もなかった。
夢なら覚めないで欲しい....
こんな幸せな誕生日、
生まれて初めてだよ(*^_^*)