第15章 『恋よ、永遠になれ scene2』~大野×二宮~
しばらく抱き合って、温もりを分け合い...
でも、やっぱり気持ち悪くなって、
ふたりでシャワーした。
さっぱりした俺たちは、ビールを片手に、ベランダに出てきた。夜風が、ひんやりして気持ちよかった。
「相葉ちゃんと翔くんに言わなきゃな~...ふたりのナイスアドバイスのお陰で、カズが3回もイッたって♪」
「ぶっ///」←ビール吹き出す。
「ふざけんなよ///言うなよ!!」
「ふふふっ」
ふふふっじゃね~よ!!ふふふっじゃっ///
マジでこの人、言いそうだわ(-"-)
見張ってなきゃ////
俺はさっき見た青い光のことを思い出した。
「そう言えばさっきさ、青い光が上に向かって流れたんだよ//」
「星は上には流れねーだろ...」
「だーかーらー///星じゃなくて、UFOだったんじゃないかなぁ?」
「マジかよぉ//言えやぁ〜」
「言おうとしたのに、俺のこと拉致ったのはあんただろう〜?」
すると大野さんは、
「あんたじゃなくって、さ・と・し❤
はい、ゆってみて〜♪」
「.....アホくさっ///」
そんなの相手にしないでビールを煽ると、
「かずなりくん、実は俺、そのUFOに乗って、アレグラ星から地球に来たんだ!」
.......(-_-)
「..はいはい...」
そんな大野さんを置いて、俺が部屋の中に入ろうとすると、あんたも笑いながら、後ろからついてきた。
.....俺にとってはある意味、宇宙人より分かんねーよ、マジで、あんた...
これからもずっと、そんなこの人に振り回されてくんだろうな..って思うけど。
まあ、それも、
ありっちゃ..ありかな...って思う訳。
じゃれあう深夜2時。
空の遥か彼方で、黄色と青のふたつの光が、暫くゆらゆらしてから、やがてひとつになり、真っ直ぐな尾を引いて、消えた....
誰も知らない、夜のお話....
【 END 】