第14章 『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活②~櫻井×二宮~
【 翔side 】
結局、俺たちは、丸々二日間、ホテルに缶詰めで、やっと飛行機が飛んだのは、三日目の朝だった。
急いで、東京に帰り、俺とカズがいないせいで変更になっていた収録現場に向かった。
「翔ちゃ~ん、大丈夫だったのぉ~?」
相葉くんが心配そうに聞いてきた。
「台風引き戻すってさ、どんな力だよ...」
松潤は、揶揄ってきた。
「沖縄行ったのに、釣りも出来なくて、残念だったね~」
智くん...もともと、釣りの予定はありませんけど。
「いや~、風がマジで、ヤバかったよ~///
椰子の木も折れてたしさ~、後道とかも..」
「何それ、ニノ...」
松潤の言葉に、みんな一斉にカズに注目した。
「えっ??」
「えっ???」
「何が~?」
「あ......」
俺は見てしまった///
カズの、背中に散らばる、無数の赤い痣...
.....
........
「あんたたちさ、いったい台風ん中、何やってたの~?」
呆れた顔で松潤が俺とカズに言う。
「...凄いね...翔ちゃん...」
相葉くんも、苦笑い...
「釣りできないからって、エッチばっかしてたのかよ!」
...智くん...もう少し、こう、何て言うか、オブラートに包んでね~...
という訳で、背中だけじゃなく、カズの身体に着いたたくさんのキスマークで、俺たちの沖縄旅行が...
じゃなくって、沖縄ロケの全容が、
3人にバレてしまった...
...俺の胸や背中には、カズは、ほんの数個残しただけで、見境なかったのは俺だけ、みたいになってしまった...
まあ、実際そういうことか(-_-)
少し遅めの夏休みは、こうして幕を閉じた。
残った痕を数えられ、カズは、真っ赤になってた。
...ごめんよ...
次からは、気を付けるよ...カ~ズ❤
【 END 】