第14章 『いつも貴方がいた』その後のふたりの生活②~櫻井×二宮~
【 二宮side 】
俺が笑ってると、膨れた顔して翔が、
「俺のせいだって~?」
「違うの~?」
「ゆっとくけどな!!俺は引きの悪い男なの!
台風呼ぶなんてできないんですぅ('ε'*)」
...自分で引きが悪いって...
しかも少しドヤ顔(^^;
ほんとに、この人って....( ・∇・)
帰れないんだもんね~...困っても仕方ないじゃん。
台風が過ぎ去るまで、ホテルで大人しくしてるしかないでしょ!...って話。
俺にとっては、願ってもない事態だよ...
お揃いの海パンでウケ取れなくなったのは、まあ、残念だけどね...(*^^)v
結局、那覇市内のホテルに場所を移し、
飛行機が飛ぶまでの二日間。
俺たちはほぼ、フリーになった。
ご飯の様子とか、他の3人に土産物選んでるとことか、少しだけ撮影したけど、それもそんなに時間もかからず。
「じゃあ、なんかあったら連絡ください。
出掛ける時は、必ず言ってくださいね!」
確認するマネに、
「この風の中、どこに出かけるっていうのよ?」
っていった。
「まあ、そうですけど...じゃあ、部屋で、大人しくしててくださいね!!」
「「ふぉ~い///」」
こうして、俺たちは、ホテルでフリーな時間を過ごすことになった。
部屋に入って、早速ゲーム機の充電器を引っ張り出す俺を、翔は捕まえて抱き締めた。
「カズ...やっと二人っきりになれたね❤」
「やっとって...まあ、そうね...」
「めくるめく恋人たちの時間を、楽しもうぜぇ~♪」
そう言いながら首筋に唇を落とす彼...
「ちょっ...翔...今から~?」
本日一番の焦りを顔に出す俺に、彼はしれっと、
「だって俺、それしか、やることないもん♪」
......もん...ってさ(-"-)