第13章 『in the rain』~二宮×相葉~
【 雅紀side 】
かずと、ラブラブ雨合羽デートを楽しんで、
俺たちは、ますます仲良しな訳で。
「ちょっと、離れろや~...暑いってば///」
かずは、相変わらずテレてこんな感じだけどね。
俺知ってるから♪♪
かずが、俺のことずげぇ~好きだって事❤
俺が寝てるとき、よく言ってるよね~(^^♪
俺の髪を何度も撫でながら、
『雅紀、好きだよ』って。
たまには、目が覚めてることもあって...
でも寝たふりしてると、いいことあるんだ~♪
素直に、好きだとか言ってくれないかずの、
愛の言葉(*ノωノ)
俺、ちゃんと受け取ってるからね♪
そんないつもの楽屋。
5人での収録の日。
チーフマネが、週刊誌のゲラを持って俺の前に仁王立ちになった。
「雅紀、これ...」
「これっ...あっ...」
それは、渋谷のホテルから、俺が出てくるところ。
まあ、俺だって分かんないけどね~..
合羽きてるしさ...でも、どうして...?
「これは~...?」
チーフマネを恐る恐る見上げると、
「記事にはお前だって、そう書かれてる。
入ってから4時間後に、女の子と肩を組んで夜の街に消えていった。ってさ///」
俺とマネのやり取りを、かずを含む他の4人は黙って見守ってる。
「この記事...」
「事務所で止めたよ!相葉じゃないって言ったけど、くだらないことで騒がれたくないからって...」
「...すみません...」
「気を付けろよ!なんで、こんなホテルに行ったんだよ!!こういう時は、こっちを通せって、いつも言ってるだろ?
今度だけだからな///」
チーフマネは、そう言って行ってしまった。