第12章 『誰にもあげないよ！』～大野×松本～

智は俺の身体を抱き寄せて、唇を重ねた。

優しく唇を這う舌...俺が差し出した舌に、
そっと絡めて自分の咥内に招き入れる...

「..んん..はっ..ん..」

水音が大きくなり、俺の口から、
飲みきれなかった唾液が伝う...

「2本...入ったよ..」

彼の言葉で初めて、指が増えていたことを知る...

...熱い...ソコが...
智の指をくわえたその場所が、何だか熱くて、
そして...疼く...

俺の中で、ゆっくり動いていた智の指が、
今度は広げるように中を探る...

...ヤバい...変な感じ...

その指が、お腹の方に曲げられた瞬間、
雷に打たれたような、感じたことのない刺激が、

ソコから、背筋を駆け上がった。

「やっ///さとし...」

不安になって、彼に顔をみると、
智は優しく笑って、

「せっかくだもんね...潤にも気持ちよくなって欲しい...今のとこ...よかった？」

「分かんない...何か..変な感じ...」

「じゃあ、もう一回...」

言いながら、指の先が、ソコに触れて擦った。

「あああああぁ///ダメ...変になる...」

「いいんだよ...変になっても...」

何度もソコばっかり擦るから、
俺の尖端からはもう、止めどなく熱が溢れだして、

「..ダメ..もう..智...」

「潤...じゃあ、入れるよ...」

智は、魔法みたいにどっかから、ゴムを出して来て、
口で破き、片手で起用に反り返った智に被せた。

それを見せられた俺は、

「...智、慣れて過ぎてヤダ///」

思わず唇を尖らせた。