• テキストサイズ

風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第11章 『アザリア』~松本×櫻井~



彼を纏う空気が変わり、
何て言うのか.....もう...

その言葉では表現出来ない程の、
究極にエロい光景.....


我慢できないのは、
俺の方で...

俺の存在を忘れたみたいに、
自分の世界に入り込んだ翔に、

俺は..激しく....嫉妬した..

「...翔..」

彼の側まで行き、その腕を掴むと、
ハッとしたように、翔は目を開けて、
俺を見上げた。

「....潤...」

黙って見つめると、
翔は、その大きな目から、
涙を一滴、溢した....

「...翔..俺より、自分でした方が、
...なんか、いいみたいだね..」

そんな意地悪したくなるくらいに、
今の翔の姿は、
卑猥で....そそられた///


俺のその言葉に、慌てたのは翔だ。

「そっ..そんなことない!
潤がいい...潤に..シテ...欲しい..」

「だってさ、俺の存在なんか、忘れて、
...自分でスルのに...夢中だったよね..」
↑あなたがやれって言ったくせに///


溢れ出た涙をキラキラさせて、
翔が俺の両腕を掴んだ...

「お願いだよ...潤...」

縋るような目で、俺のこと見上げた翔...


そんな顔してさ...

その顔見てると、
もっと意地悪したくなるんだよね..


大好きで...愛しくて...大切過ぎて...


だから...
......壊したくなる


「俺に、触って欲しい?」

「うん...潤がいい...」

俺は、翔の腕を解きながら言った。

「じゃあさ..お願いして...
翔がして欲しいこと...俺に強請って」


......今にも零れ落ちそうに、
涙をいっぱい溜めて、
もう一度、翔は俺の両腕を掴んで言った...







/ 999ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp