第1章 『優しくして』 ~相葉×二宮~
マネージャーからLINEが入った。
『相葉さんがロケ中に
足をくじいてしまいました』
病院に寄ってから帰ってくるとのことだが、
幸い、大したこともないらしい。
...よかった..それにしても、
あいつ、全く(-""-;)
どうしてこう、心配ばっか掛けるかねぇ~
俺たちは一緒に暮らしていた。
俺たちが恋人同士なのは、
メンバーとマネージャーと、
ごく近しいスタッフくらいしか知らなかった。
暫くして、マネージャーに肩を借りて、
雅紀が帰って来た。
玄関で出迎えて俺の肩に掴まらせた。
「ごめ~ん、ニノ、ありがと....」
「全く何やってんのよ~」
「じゃあ、後はお願いします。
明後日まではとりあえず、休みにしますから」
マネージャーは、相葉くんの荷物を置いて
帰って行った。
ドアが閉まると豹変する雅紀。
「かずぅ~...痛かったよぉ~..」
「あ~た、また転ぶよ!...ほら、
ゆっくり///」
雅紀の身体を支えて
リビングのソファーに座らせた。
「怪我、どうなの?」
「2,3日安静にしてれば、大丈夫だって!
だから、あんまし動けないけど...
ごめんねぇ~」
...そんな、ヘラヘラに笑ってるけどさ('ε'*)
「俺は、お前のメイドじゃないけどね」
...憎まれ口のひとつも、言ってやりたくなる。
「お~!そうだ、この前着たメイド服、
あれ着てさ、俺のこと、お世話してよ!」
↑そ~いうプレイも、経験済みだったのね...
「バカじゃないの~?これから、
俺の世話になろうって奴が。
よくそんな能天気なこと言ってられるね!!」
彼のお気楽発言に、怒った顔で睨んでも、
「よかったぁ~、かずがいてくれて...
いや、ほんとっ、助かったよ~♪」
....なんか、段々、腹が立ってきた...
俺は、頭の中で、なんとかこのおバカさんを、
懲らしめる方法を考え始めていた。
....反省してもらいましょ~<(`^´)>