第2章 転入
朝いつも通りに起きて朝食を作る。
そして、今日からお弁当は二つ。
「ミートボール…」
特に意味もなく呟き詰める
「おはよう、マシロ」
「おはよう、烏間」
朝食をテーブルに並べて
二人で食べる。
ここまでは、なんら変わらない日常。
でも今日からは、
「制服に着替えてこい」
「わかった」
学校に行く。
別に暇だったからいいけど
生徒と仲良くできるかわからない
まず
烏間以外の人間と
まともに話したことがない。
部屋で制服に腕を通す。
ここで、問題発生。
「この紐、なに?」
黒い太い紐をもち頭を傾げた
仕方なくリビングに戻る。
「烏間、これなに?」
「ん?ああ、それはネクタイだ。今回はやってやるが明日から自分でやるんだ」
「了解した」
烏間にネクタイを渡せば
あっという間に絞められた
早くていまいちわからない
「もっかい」
結局5回くらいやらせた。