第4章 赤羽業
転入から数日
なんとかクラスにも馴染めた
そして今は体育の時間らしい
ジャージに着替えて皆んなでナイフを振るう
体育って
こんなんなんだ
でもすぐ飽きた
私はプロの暗殺者であって素人じゃない
だからこの練習はつまらない
「烏間。飽きた」
「ならお前も砂場で遊んでろ」
烏間の言葉で砂場を見ると
殺せんせーが遊んでいた
暇よりいいだろうと思い砂場に行く
そして殺せんせーと山を作った
そのうち
殺せんせーはお城を作り着替えてお茶を飲み始めた
「これ、なんのお城?」
「大阪城です」
「今日はこれで終わりだ」
烏間の言葉で体育の授業は終わった
砂場に座っていると烏間に手を引かれて立たされた
「手袋が汚れているぞ」
「あ、替えがあるから大丈夫」
「そうか」
「マシロちゃん!教室戻ろう!」
カエデに呼ばれて
烏間から離れてカエデに駆け寄る
最近呼び名が変わってみんなはちゃん呼びか呼び捨てで私を呼ぶし、私は呼び捨てで呼ぶようになった
「マシロちゃん、走ると胸がムカつくから走らないで!」
「理不尽!」
カエデに胸だけは敵視されている