第28章 特別短編 ぼくたちスイーツ部
テーブルに置いたままになってるはちみつのボトルを取った。
「えっ…」
それを手に出すと、相葉ちゃんの後ろのお口にぴとっと指をつける。
「ま、待って待って待って…ベッド…」
「ここで見たいんでしょ…?俺が乱れるとこ…」
「ちが…それは、あの…」
「乱れさせてね?雅紀」
「うう…」
喋ってる間もヌルヌルと、お口の周りにはちみつを塗りつけて…
「お風呂…入ってないから嫌…」
「そんなの関係ないでしょ…いつも俺、風呂も入らずに盛られてるんだけど…?」
「だって、智は美味しいもん…」
「へーんたい」
「いいもん…変態で…」
「俺も変態だから」
にっこり笑ってやると、またふにゅっと相葉ちゃんから力が抜けた。
「もぉ…おばか…」
諦めが良くてよろしい。
ヌルヌルと解していたお口が、柔らかくなってきた。
あれ…ずいぶん早い…
「…まさか…昨日翔ちゃんとシた?」
「えっ…えっと…その…」
「は、はーん…」
最近、翔ちゃんは寸止めプレイというのにハマってて…
散々、相葉ちゃんや潤を寸止めして、自分だけ気持ちよくなって終わるっていう鬼畜プレイに興じているのだ。
俺はまだされたことないけど…
この前和也が深夜に帰ってきて風呂はいってたら、それやられたらしくて、熟睡してる俺のベッドに飛び込んできてビビった…