第27章 特別短編 王様だーれだ?
「ふふ…今日の翔くん、かーわいい…」
そういって俺の髪にちゅっとキスして潤は微笑んだ。
「エプロン、超似合うし」
「う…」
そうだった。
俺、裸エプロンじゃねえか…
「み、見るな!」
「無理…ぶぶぶ…」
「もお~…」
雅紀の野郎…
「今度、俺にも裸エプロンでご奉仕してよね?」
「ばか。おまえにやらせてやるわ」
そう言うと、きゅっと俺のはみ出てるちくびをつねった。
「ひゃっ…」
「じゃあ、リーダー」
身体を離すと、智くんにちゅっとキスした。
「俺の翔くんあと頼むね?」
「おまえ、俺の俺のうるせーんだよ。翔ちゃんはみんなのものだからな?」
「そうだそうだー!みんなのものだー!」
智くんがニヤニヤしていうと、隣のベッドでニノに覆いかぶさってる雅紀がおっかぶせてくる。
そっちを見ると、ニノと目が合った。
「…そーだよ…翔ちゃんは、俺たちのものだもん…」
くくっと笑いながら、智くんが俺に覆いかぶさってきた。
「そうだよ。みんな、俺たちのもの…」
ゆっくりと唇が近づいてくる。
「今日はもう、遠慮しないんだろ?」
「うん…しない…」
だって、俺たちは俺たちのものなんだもん…
智くんも…だから、俺のもの。