• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第10章 LIFE


和也の手の動きに合わせて、ゆるゆると翔ちゃんを口で、扱く。


「気持ちいい…智くん…」


吐息混じりに翔ちゃんが呟けば、先端から雫が溢れてくる。


舌でそれを舐めとって、翔ちゃんの味を確認する。


「やだ…そんなに味合わないで…」


妖艶に微笑んだかと思えば、きゅっと身を捩って恥じらう。


ホントに…翔ちゃんなの…?


ホントに同じ人なの…?


和也の手が動きを少し早める。


「ね…翔さん…一回…」


「や…」


小さく呟くと、俺の首に腕を回した。


「欲しい…」


頬を真っ赤に染めて、さっきまでの翔ちゃんが嘘みたいに、俺を誘う。


「ん…わかった」


とうに限界を超えていた。


クルクル表情の変わる翔ちゃんに翻弄されてた。


「和也、準備するからまだシてて?」


「うん…」


熱に浮かされた顔で、翔ちゃんを見つめてる。


「ニノ…」


翔ちゃんが身体を起こして、和也の頬を両手で包んだ。


「キス…してもいい…?」


「…智が…」


言い終わらないうちに、翔ちゃんが和也の唇を塞いだ。


「ん…」


途端に和也の口から甘い声。


「あ…俺には許してくれなかったのに…ズルい…」


相葉ちゃんのボヤキが聞こえた。


俺は、ローションをつけた指をずぶりと翔ちゃんに差し込んでやった。


おしおきだ…



/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp