第10章 LIFE
空いてる手で、もう一回翔ちゃんを握りしめた。
「あっ…さと、くんっ…」
こっちも気持ち良いみたい。
素直に言えば、先にしてあげたのに…
「和也…イきたい?」
こくこくと頷いて、涙を流す。
「口に…出したい…」
「いいよ…飲んであげるから、たくさん出しな…」
翔ちゃんの手の動きが早くなる。
俺も動きを早める。
「うっ…あっ…さとっ…出るっ…出るっ…」
じゅうっと吸い上げた。
「あっ…」
和也が短く叫ぶと、熱い液体が口に出された。
どくんどくんと脈打つそれを感じながら、俺はとっても幸せだった。
和也が出しきると、ぐったりと倒れた。
「しばらく寝てな…」
そう言って、ちゃんと毛布で全身をくるんだ。
「やだ…見る…」
はぁはぁ息をしながら、それでも俺たちを見たいという。
「ん…じゃあ、そこで待ってな」
ちゅっとおでこにキスして、翔ちゃんに向かい合った。
ふと相葉ちゃんと潤が目に入った。
俺たちのことじーっと見てた。
でも相葉ちゃんの手は潤のズボンに入ってて。
潤の手も相葉ちゃんのスエットの上から、ソコを揉んでる。
やることやってらっしゃった…