第10章 LIFE
くすくすと和也が笑う。
「あなた、置いてかれたね」
「いいもん…」
翔ちゃんの顔をみたら、助かったって顔してる。
「翔ちゃん…言って」
「えっ…智くん、まだやるの?」
「じゃないと…和也の舐めようかな…」
「えっ…俺?」
「和也、脱いで」
和也は驚いた顔をしたけど、素直に毛布の中でズボンを脱いだ。
「俺に言うこと、あるだろ?」
「な…舐めて…?」
翔ちゃんを握りこんだ。
ぎゅっと扱きながら、和也に顔を近づける。
「ほら…キス、しろよ」
「ん…」
熱に浮かされながら、和也がちゅっと俺にキスした。
そのまま頭を抱え込んで、耳元で囁いた。
「もっとお願いして?」
「あ…智…」
そのまま手を和也の下半身に滑り込ませた。
握ると、もう雫が溢れてた。
「んぅ…智ぃ…」
「ほら…お願いして?」
「おねが…いやらしく舐めて?」
和也が俺の唇に貪りついた。
その時、翔ちゃんの手が俺のスエットに掛かった。
「智くん…出して…」
和也にキスしたまま、ずるっとスエットを下げた。
途端に翔ちゃんに握られて、腰が引けた。
「んふふ…智くん…かわいい…」
むらむらが止らない…