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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第14章 きみどり scene5


「さと…」

かずが小さな声で俺を呼ぶ。

「ん…?どうした…?」

服を脱ぎながらキスしてると、かずの手が止めに入ってくる。
それをどかしながら、やっと服を全部脱いだ。

「だ…だめ…俺、汚いから…」
「汚くなんかないよ。いつものかずだよ?」
「だってあいつに…」
「俺には…かずがかずであったら、関係ないよ」
「さと…」
「俺が気持ちよくしてあげる…」

ふっとかずの手から力が抜けた。
かずの泣きはらした目からまた、綺麗な涙がぽろぽろ溢れた。

「ほしい…さと…」
「うん…」
「抱いて…俺のことめちゃくちゃに抱いてっ…」

ぎゅうっとかずが抱きついてきた。
体が熱い…
相当辛いだろうな…
翔ちゃんにもらった媚薬、すごかったもんな…
かずにどんな薬が使われたかわからないけど。
きっとしんどいんだろうと思った。

「かずが満足するまで、抱いてやるよ」
「さと…さとぉ…」

そっと手でかずの体を撫でる。
それだけでかずは甘い吐息を漏らした。
その吐息を飲み込むように、俺はかずと何度もキスをした。

「さと…きもちいいよ…」
「うん。嬉しい…」

ちゅっちゅっと音を立てながら、かずの身体にキスしていく。
あいつに触られた所、全部消毒するみたいに…

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