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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第14章 きみどり scene5


「だめだなぁ…こんな心配かけてさ…」

なるべく誰にも…特にさとにはバレないよう、外では細心の注意を払ってた。
だけど、俺の体調の悪いのは隠しようがなかった。

物理的に減っていく体重。
トイレに駆け込む回数も増えた。
きっと吐いてるってわかってると思う。

無意識にスクロールしていくと、翔さんのメッセージが目に入った。

”絶対に外に出ないでね”

これは…俺たちに言ってるのかな…


胃が、キリっと痛んだ


もしかして…翔さん気づいてる…!?

慌ててトークを遡って読み直した。

もしかして…俺とアイツのこと、気づいてる…?
相葉さんも…潤も…

そうとも読めるトークがあった。

「嘘…」

いや…あの人達なら…

マネージャーは、何人も変わったけど…
メンバーはずっと一緒にいるんだ…

もしかしたら、わかるのかもね…


体中のちからが抜けた


ぽとりとスマホを絨毯の床に落とすと、そのまましゃがみこんだ。

もう、終わりだ…


皆にバレたら…






消えたいよ…


消えたくないよ…


ここに居たいよ…


みんなと、一緒に…



さとと一緒に…



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