第2章 グレイscene3
「いやあっ…見ないでぇっ…お願いっ…」
それでも翔の指は蕾から離れない。
「凄いよく見えるよ…翔…」
そう言ってやると、足を少しすぼめた。
雅紀の中が蠢くように俺を締め付ける。
「なんだよ雅紀…お前、感じてるの…?」
「だってぇ…翔ちゃんえろいよぉ…」
「それ見て感じてるお前もえろい…」
「ああっ…智ぃっ…」
ぐりっと奥を抉るようにすると、雅紀の身体が跳ね上がった。
「あっ…も…出るっ…智ぃっ…」
「いいぜ…イけよっ…」
ガツンガツン突き上げると雅紀の背中が大きく反り返った。
「あっ…だめぇっ…イクっ…イッちゃうっ…」
「はっ…中だけでイクのかよ…えっろ…」
「やああっ…智がおっきいんだもんっ…ああっ…だめっ…」
悲鳴のような声を上げて、雅紀はそのまま白濁を放った。
ずるりと崩れ落ちる身体から抜け出ると、そのまま翔に跨った。
「準備、できただろ?」
「智くん…」
「おら、足開け」
翔の答えなんか聞かないで、そのままずぶりと貫いた。
「あっ…さと、しくっ…」
ぎゅうっと俺に抱きつくと、翔の身体が強ばった。
「痛いの…?」
「違う…も、でそ…ぅ…」
泣きそうな声で言うと、キスをせがんだ。
「ちゅうして…?さとしくん…」
そっと唇を重ねると、それだけで翔は震えた。
「雅紀…」
床に崩れていた雅紀を呼ぶと、ふらふらしながら俺達のところに来た。
「舌、だせ」
3人でピチャピチャと音を立てながらキスしてるうちに、翔の身体のこわばりが解けた。
ぐいっと腰を前に突き出すと、翔はそれだけで意識を飛ばしそうになった。
「オイっ…翔っ…!」
「ふぁ…ら、め…」
蕩けそうな表情で俺と雅紀を抱き寄せた。
「愛して…俺のこと…」
たまんねえなぁ…このスケベが…
ぐったりしている雅紀も俺を見上げた。
「まとめてかわいがってやんよ…」
翔を突き上げ、意識を飛ばした瞬間、雅紀の顔に俺の欲をぶっかけてやった。
「あ…熱いよぉ…」
「ちゃんと舐めろよ…」
その夜は、深夜まで二人を可愛がってやった。
大変満足な夜だった。
翌朝、起きたら俺の手足は縛られていた。
にやりと笑った二人が、目の端に入った。
へるぷ・みー…
【END】