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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ fromショコラ


「ほんと、お二人さんはバレバレなのにさ、なかなかくっつかないからさ、こっちは偉い気を使ったんだよ?」

翔ちゃんが半べその相葉さんを抱き寄せた。

「翔ちゃあん…ニノが恥ずかしいからって八つ当たりする~」
「はいはい、おまえも大概だから黙ってな?」
「もおっ酷いっ…」

ぷりぷり怒りながら、相葉さんは翔ちゃんにぎゅうっと抱きついた。

「しょうがねえなあ…」

ぽんぽんと相葉さんの背中を撫でながら、翔ちゃんは微笑んだ。
思わずどきっとした。

だって…今まで二人がこんなリラックスした姿を見せるのなんて、初めてだったから…

なんだかまばゆくて、ちゃんと見れない。

ふと見ると、大野さんは俺の方をみてて。
やっぱりなんか照れた顔してて…

もう…かわいいんだから…

抱きしめたい、抱きしめられたい。

でもね…潤も居るし…ここは我慢。

「き、気ぃ使ったっていつだよ…」

大野さんが照れながら翔くんに投げかけた。

「え?智くんがニノを楽屋で押し倒してないか、確認してから入ったりとかね?」
「にょおおおおおおおおっ」

やっぱり…アレ、バレてたんだ…

だよね…あんな棒読みしてたしね…

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