第2章 グレイscene3
突然来た快感に驚いて、思わず雅紀の身体を抱き寄せた。
「おっ…お前、何してんだよっ…」
「ふ…ぁ…和也ぃ…好きだよぉ…」
「雅紀…」
「ごめんね…あんな事言って…ごめん…」
「もう…何言ってんだよ…」
解してもないから、雅紀の中は初めての時みたく硬くて…
凄く苦しそうな顔してる。
「とにかく一回抜いて…?苦しいだろ?」
「い…いいの…このまま…動いて…?」
「無理だって…キツすぎるもん」
「欲しい…ちょうだい?」
重なったお腹とお腹の間に、雅紀のじゃじゃまるくんが居て、熱くなっているのがわかった。
「興奮してるの?痛いのに」
「だって和也が…俺のためにあんなことしてくれて…嬉しかった…」
「え…?」
「ちゃんと、伝わったよ…俺のこと好きだって…ありがとう」
はぁはぁ苦痛を逃しながら、苦しそうな息の合間に恥ずかしいこと言いやがって…
「わかったよ…じゃあローションだけつけさせろ」
指でつながってるところにローションを塗り付けて、ゆっくりと動き出す。
「和也っ…」
俺に覆いかぶさりながら、雅紀が泣く。
ぽたぽたと落ちてくる涙が、俺の顔を滑っていく。
ぎゅっと抱きしめたまま、俺達は繋がり続けた。
「和也…大好き…」
涙が止まって、やっとひまわりみたいな笑顔が見えた。
「俺も…好きだよ」
頭を引き寄せて、深くキスしたら雅紀の身体がビクビクと震えた。
「も、イッちゃう…」
「いいよ」
俺はローションを腹に塗って、雅紀のじゃじゃまるくんをぎゅっと身体で挟み込んだ。
「やっ…そんなぁっ…」
前と後ろから雅紀を気持よくしてやった。
「んっんっ…やあっ…もうでちゃう…でちゃうよおっ…」
「いいから。ほらイッちゃえよ…」
激しく腰を突き上げながら、雅紀の身体をぎゅうっと引き寄せた。
「気持ちいいっ…ああっ…」
ダイレクトに雅紀のじゃじゃまるくんが俺の腹に脈動を伝える。
ふふ…お前も気持ちいいんだな…
「雅紀、好きだっ…」
最奥めがけて突き上げた瞬間、俺達は果てた。
「んっ…雅紀っ…あっ…あっ…」
「和也ぃっ…」
そのまま俺たちは見つめ合い、抱き合った。
「ねえ…好きって言って?」
「…だぁいすきだよ」
「なんか…気持ち悪い」
「てめえっ…」
「うっそ!ありがとう!大好きっ…」
もう…好きにしてよ…
【END】