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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ fromショコラ


「…もう…止まんねーよ…」

大野さんの切ない声が聞こえた。

止まらない…?なにが…?

身体を起こして大野さんが俺の顔を見た。
すごく真剣な顔をしていた。

俺の頬を手のひらで包むと、そっと顔が近づいてきた。

「んうっ!?」

唇に柔らかい感触…

ちょっ…ちょっと待って…!

息をしようと唇を開いたら、大野さんの舌が入ってきた。
素早く俺の舌を見つけると、絡めてきて…

「きゃ…ん…」

声がでない。
気持ちよくて、頭蕩けそう…

大野さんの肩を掴んで、飛んでいきそうなくらいバクバクしてる心臓を落ち着けようとした。
でも、無駄だった。
大野さんの身体が、すごく熱くなってて…
これって…興奮してるのかな…

俺に…興奮してくれてるの…?

「ん…」

小さな小さな吐息が、俺の身体の芯を更に熱くする。

「きゅ…きゅぅん…」

甘えた声が出た。
もっと欲しい…大野さん…ちょうだい…?

「もう…バカ…」

息が荒い。
また唇を重ねると、さっきよりも乱暴に俺の口を吸い上げた。

嬉しい…嬉しい…嬉しいよおっ…

「わんっ…」
「うわあっ…」

急に吠えたから、大野さんはびっくりして俺からずり落ちていった。

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