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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第2章 グレイscene3


「いや、今もカワイイよ!」

心臓が飛び出るかと思った。
メールがカワイイって話なのに、雅紀はまっすぐ俺のこと見つめてる。

「カワイイよなぁ…」

ニノがフォローを入れてくれた。

「メールだけじゃなくて、全部カワイイよ…」

ここで皆が爆笑してくれた。
雅紀…もう…

今日は某雑誌の2000号記念のインタビューをしに、出版社まで来ている。会議室に5人で入って、雑誌を見ながらのインタビュー。

「め、メールに限らないよね??」

皆がフォロー入れてくれてるんだから、俺もと思って、大野さんに話しを振ってみた。

「だから、限らないって!」

大野さんが口を開く前に、雅紀が遮った。
何ムキになってんだよぉぉぉーーー!

「ごめん、俺が悪かった…訂正します」

翔くんが笑いながら言ってくれた。

「ま…あ、相葉さんはそう感じてくれています!」


…この後も、雅紀は俺のことカワイイカワイイと連呼し、あまつさえ、俺の初ヌードの表紙を見てまでもカワイイとぬかしやがった。
お前ねえ…バレても良い訳!?

インタビューが終わって、皆で事務所の用意したジャンボタクシーに乗り込む。
皆、微妙に視線を絡ませながら車に乗り込む。
移動中、車内はシーンとしてて…
そうだよね…さっきの雅紀の失態。
あんなの許せるわけないよね…。
後で皆に謝らなきゃ…。
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