第8章 いつも貴方がいた -nosa version-
「お願い…翔…見せて…」
翔さんは俺の顔をじっとみて、諦めたように目を閉じた。
その顔もかっこいい…
なんだか赤面してしまって、枕に顔を埋めた。
「…自分で言っといてなに照れてるの…?」
「だって…」
指が抜けていって、思わず身体が震える。
「今日だけだぞ…」
そう言って翔さんは俺の隣に寝転んだ。
肘枕をして、俺の顔をじっと見る。
右膝を立てて、中心を握りこむとゆっくりと手を動かした。
「翔…」
「ほら…ちゃんと見ろよ…おまえ見て扱いてるんだぞ?」
「あ…」
翔さんの目が、俺を犯すように見てる。
ぞくぞくが背中を這って行って、じっとしてられない。
そんな俺を見て、翔さんは耳元に囁いた。
「ほら…カズも触って…?俺に見せて…?じゃないと俺…」
枕を握りながら左手で自分を握りこむ。
翔さんの顔を見ながら、俺も手を動かした。
「あ…やぁ…も、でちゃう…」
「ん…あ…カズ…すげえかわいい…」
「そんなこと…いわないでぇ…」
翔さんの近くに身体を這わせて、耳元に囁きかける。
「カズの中に…挿れる想像して…?」
「あっ…待ておまえそれ…反則…」
手の動きが早くなって、翔さんの中心から雫がシーツに零れ落ちる。