第8章 いつも貴方がいた -nosa version-
バイブを口にいれながら、ソファに深く腰掛ける。
足を座面にあげたら、翔さんに向かって足を広げた。
『カズ…』
「見て…俺のこと見て…翔…」
口の端から唾液がこぼれてくる。
でもそれを舐めることをやめられない。
自分の口に翔さんを入れているような錯覚に陥りながら、自分の中心に手を触れる。
雫を手にまとわせながら、翔さんに見せつけるように擦り上げる。
『すっげ…やべぇ…』
荒い息とくちゅくちゅと小さい音が聴こえる。
「ね…扱いてるの…?俺見て扱いてるの…?」
『ん…止まんねぇよ…』
バイブを咥えたまま、ローションを指に塗りつける。
「ね…翔…指、ちょうだい?」
『ああ…ほら、挿れてやるよ』
震える指をそこに押し当てる。
『挿れるよ?』
翔さんの低い声に導かれるように、俺は指を進めた。
口からバイブがぽろりとこぼれてお腹の上に乗った。
「あ…翔、もう我慢出来ない…」
『だめ…もう3日も触ってないんだから…ちゃんと解そうね』
翔さんの声に合わせて、自分の指を奥深くまで進める。
初めて触った…こんなに熱いんだ…
指を拡げるように動かすと、身体があの快感を思い出してきた。