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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第1章 ミントscene2


「だって…翔ちゃん、好きって言ってくれたもん…」
「あっ…雅紀、だめだっ…も、俺っ…」
「翔ちゃんっ…俺のこと、好きって言ってぇっ…」
「好きだっ…好きだ雅紀っ…ずっと、俺のものだからなっ…」
「ひっ…あっ…もうでちゃっ…」

雅紀の身体がびくんっと大きく跳ねたと思ったら、それを翔くんが抱きとめて二人はぎゅううっと一つになった。
ビクビク震えたかと思ったら、そのまま動かなくなった。

ベッドで四人で沈み込んだ。

「相葉さん…?」

和也が声を掛けた。

「も、大丈夫だよね?」
「うん…ありがとうね…ニノ」
「ニノ…ありがとうな…」

俺は…?ま、いっか…
先に翔くんと雅紀を風呂に入らせて、その後で俺たちも風呂に入った。

上がると翔くんと雅紀はソファでお互いにもたれ合いながら、何かを話し込んでいた。
とってもいい雰囲気だったから、そっとしておいた。

俺と和也は寝室を片付けてから、そっとベッドに入った。

「もうあの人達大丈夫だから、俺達は寝よ?」
「ああ、だな…」

翔くんの家なのに、俺達は堂々とベッドを占領して寝てやった。
このくらいいいだろう。
だって、俺達は体を張って、アイツらを仲直りさせたんだから…

腕枕した和也がうとうとと眠り込む。
そのさくらんぼみたいなかわいい唇に、そっと俺はキスをした。
和也は微笑むと、俺の耳に唇を寄せた。

「今度は…猫のしっぽ、二人で使おうね…」

やっぱ、お前、最高だわ…



俺は和也の身体をぎゅうっと抱きしめると、目を閉じた。

和也の匂いを存分に嗅ぎながら、眠りに落ちていった。

今度は、もっとあんあん言わせてやるからな…





ずっと、離さない。




だって、愛してるんだもん。




【END】
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